
不眠症治療アプリに関する記事が TechCrunch Japan に掲載されていました。
睡眠薬ではなくアプリを処方する未来——不眠症治療アプリのサスメドが1億円を調達
yawnは、認知行動療法に基づいて不眠症を治療するためのアプリだ。患者は毎日の睡眠時間や寝付くまでの時間、1日の行動、考え事などを入力していく。これらのデータをアルゴリズムで解析し、自動でその患者に合った対処法を提示することで不眠症の改善を促す。現在は臨床試験に参加している人のみ利用できるが、サスメドは2020年を目処に医療機器の承認を得て、医師が患者に処方できるようにしたい考えだ。
とあります。サスメド社のサイトには
として、臨床試験の参加者を募集していますね。iPhone (ver 5以降)を使用していることが条件となっています。
このアプリは、不眠を対象とした認知行動療法がベースとなっているようです。日本では、認知行動療法を行う臨床心理士が不足しており、また心理士の国家資格がないため(もうじきできますね)、保険適用にならないという問題が、このアプリの開発の背景にあるのだそうです。
と、
の二種類が治験用にリリースされていて、治験者はどちらかにわりふられて8週間使うということになっています。
ポケモンみたいですね。
いや、赤いキツネと緑のタヌキか。
将来は「医療機器」として保険適用されることを目指しているようです。薬物療法や心理療法・カウンセリングよりも、より安価で、効果があるということがわかれば、こうしたアプリも広がっていくのでしょうね。
Sleep Meister – 睡眠サイクルアラーム Lite
というアプリをしばらく使ったことがあります。就寝時刻なども自動的に記録してくれるので、なかなか便利でした。
睡眠とか、食行動、体重コントロール、服薬、運動、瞑想など、習慣的行動に関することは、アプリが役に立つ領域と言えるでしょう。