自閉症スペクトラムとコンピューター介在コミュニケーション

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自閉症スペクトラム

自閉症スペクトラム障害(ASD)の人々が、しばしばコンピュターを介在したコミュニケーション(CMC=コンピュータ・メディア・コミュニケーション)に惹かれるということはよく知られています。

CMCとは、Twitter、FacebookなどのSNSや、LINEなどのチャット、あるいはメール、ブログ、掲示板などを使ったオンラインのコミュニケーションを表しています。

チャットのように同じ時間にコミュニケーションする「同期型CMC」と、メールなどの時間差がある「非同期型CMC」に分けることができます。

この研究(1)では、成人の高機能自閉症スペクトラム障害の人々とコントロール群におけるCMCの利用について比較しています。

次のような傾向がわかったとのことでした。

 

ASDの人々は、コントロール群と比べてより長時間CMCを使い、より肯定的に捉えている。また、オンラインの社会生活により満足していると報告している。一方で、CMCの利用は社会生活の満足とネガティブに関連している。

つまり、CMCに熱中しすぎると、仕事や家庭などの「オフラインの」社会生活の満足度が下がりますよということですね。

CMCの利用には、いい面とネガティブな面があります、という結論でした。

日本で、インターネット依存などの専門的な治療を行なっている久里浜医療センターのサイトのインターネット依存に関するページには、次のように書かれています。

インターネット嗜癖の一致した定義はまだ見られていませんが、キンバリー・ヤング(Kimberly S. Young, 1998)によれば「インターネットに過度に没入してしまうあまり、コンピューターや携帯が使用できないと何らかの情緒的苛立ちを感じること、また実生活における人間関係を煩わしく感じたり、通常の対人関係や日常生活の心身状態に弊害が生じているにも関わらず、インターネットに精神的に嗜癖してしまう状態」と定義しています。実際に毎日のように10時間以上アクセスし、インターネットが原因で、家族や友人との関係に亀裂を生じたり、仕事や学校の勉強に支障をきたしているにもかかわらず、やめることができない人もいます。インターネットは便利で役立つすばらしいツールですが、行き過ぎた使用のために、健康問題や社会的問題を起こしうるまでになるのです。(2)

というわけで、インターネットは便利なものですが、ほどほどに活用しましょう。

オンラインで実施できる心理テスト・チェックリスト一覧

には、インターネット依存症のチェックリストへのリンクも掲載しています。

 

(1)Christine van der Aa,  Monique M.H. Pollmanna,  Aske Plaat, Rutger Jan van der Gaagb, Computer-mediated communication in adults with high-functioning autism spectrum disorders and controls, Research in Autism Spectrum Disorders Volume 23, March 2016, Pages 15–27

(2)久里浜医療センター|インターネット嗜癖(依存)について

 

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